おりおりの歳時記

 年中行事には、先祖たちが守り伝えた「祈り」の姿があります。
 先祖祭りはすなわち神道の祭りであります。
 
 神霊の宿るしるしとして、門松・桃の花・菖蒲(しょうぶ)・鯉のぼり・七夕の竹飾りなどがあります。また、食べ物が供えられ、みんなで分け合って食べます。すなわち神人共食(しんじんきょうしょく)であり、直会(なおらい・・・お供えしたものをお下げして頂いた物)であります。
 先祖祭りは、豊作を祈り感謝する祭りであり、先祖も穀物も私たちにとって生命の親であります。
 
 季節の折目折目に、私たちはこうした行事をして、日々の生活が豊かであることを祈り、感謝してきました。ご先祖はその度ごとに私たちのところに訪れ、常に私たちを見守って下さります。お祭りを盛にすることにより、人々の和を作ります。お祭りの心を子から孫へと伝えて行きたい。それが、将来に日本の伝統を伝えて行くための我々の務めであると思います。
30日 夏越の大祓(なごしのおおはらえ)
   「水無月のなごしの祓する人はちとせの命のぶといふなり」
大祓式は、古来より心身の清浄潔白を重んじる我が国独自の神事で、毎年6月と12月の晦日に全国の神社で行われています。半年の間に知らず知らずに身についた罪・穢れを祓い去り、心身の清浄と除災招福を願う神事であります。
 
 
 
7日(8月7日) 七夕(たなばた)
  中国の説話によると、牽牛(けんぎゅう)・織女(しょくじょ)の二星に詩歌の文を供える星祭り。
また日本の説話によると、棚機津女(たなばたつひめ)が神迎え(先祖祭り)の準備のため、棚飾りの旗、すなわち「たなばた」を神様に捧げる織物を織ることから、乞巧奠(きっこうてん)
・・・(裁縫の上達を願い祈る祭り)の風俗。
飾ったたなばたは川や海に流すのは、ながしびなと同じで、みそぎはらえを意味する。
中元
   中国の道教の思想で、上元(じょうげん)は1月15日、中元(ちゅうげん)は7月15日、下元(かげん)は10月15日とする。
 歳暮も同じで、もとは先祖の御霊へのお供え物を持っていったもの。
15日(8月15日) お盆
 祖霊祭・精霊祭を行う。
京都の大文字焼きは、送り火で、山への精霊送りである。
灯ろう流しは、送り船で、海への精霊送りである。
盆踊りは、精霊を慰めるための踊りである。
  
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